OHSAS 18001 (労働安全衛生マネジメントシステム)とは?

 OHSAS 18001は、組織の労働安全衛生方針を明確にし、従業員や利害関係者を取り巻く労働安全衛生に関わる問題が起こる前に『こんな事故が発生しそうだ(リスク=危険源)』という可能性を予測し、自主的・能動的に対策をとり、このことが引き起こす経営への影響を最小限に抑えるための仕組みを構築するための規格です。

 OHSAS18001は、英国規格協会が発行する規格でISO規格ではありませんが、労働安全衛生を管理するための規格として、国際的に広く受け入れられています。

OHSAS(オーサス)とISOについての違いはこちらをごらんください



OHSAS 18001 (労働安全衛生マネジメントシステム)のモデル図



OHSAS 18001 (労働安全衛生マネジメントシステム)取得のメリットとは?

 社外的には、自主的に労働安全衛生に取り組む姿勢を示すことができるだけではなく、労働災害リスクを低減し、継続的な改善をすることにより社会からの信頼獲得、組織の価値向上を実現できます。また、事業所周辺地域や利害関係者に対して、安心感をアピールできます。

 社内的には、事業所の安全確保により、従業員のモチベーションアップができます。また、労働安全衛生への理念、方針の浸透、法令順守の推進、緊急事態に対する準備体制の整備などの継続的な改善により組織が強化されます。